ご 挨 拶 -1-
<初期の頃>
サイトを立ち上げて13年目(2011年当時)に入ります。メールやまた直接お電話でお話しすることもあり、とにかく素敵なお客さまばかり、感嘆いたしております。
ヴァ-チャルとはいえ、モノの実態を的確に把握して、熟考、それからご注文をいただきますので、ご返品もほとんどないという快挙でございます。 オンラインで商品を購入するという冒険は、時にご自分のイメージとちがっても、はじめて出会う素材や製品に刺激され、 イメージの枠を拡大させるという快いおどろきに転じて頂いているようでございます。もちろん厳選された優れた製品だからこそできることでありますが。
またオンラインという経営の場は膨大な情報量を即座に駆使でき、実店舗では叶わない商品数を掲載できます。このスケールとスピードからきっと何かが育つはずですね、きっと! これからも日々ワクワクして取り組んでまいります。
<現在>
以上は、13年目の2011年のご挨拶でした。もともと、大柄な家族のための衣類もすぐには買えなくて取り寄せてもらったり、実家の母からの差し入れや、地方の確かな食品を取り寄せたりしていましたので、通販ということに慣れていたこともあったのでしょう。
実は、初期の頃のオンラインショップというのは、とても怪しげに思われていましたが、今や、HPがないという企業の方が怪しげになってきました。ツイッターやFBの世界があとになってやってきて、WEBマーケテイングの隆盛、スマホの時代にもなり、スケールとスピードの期待感は想像以上でございます。
来年(2019年)は20年目になり、思い切ってHPの大改造に取り組み、クラウドのシステムを利用することにしました。かなりの大ごとで、まだまだ不備なことですが、今しばらく大目に見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
<なぜ絹製品と九谷焼なのか>
九谷焼との出会い
実は、私自身が両方ともの大ファンなのです。よく売れれば何でもよいからという逞しい方々も多いようですが、私は売れなくても自分が使っていきたいのです。商品に惚れています。
最初は、子供も生まれ専業主婦になった頃、親戚の商家にあった九谷焼と高岡銅器のカタログに魅せられ、自宅で使用したくて、頼み込んで加賀市の窯元との取り引きを開始してもらいました。もちろんいずれ仕事にしたいとも考えたからです。
もともと土っぽい陶器より磁器の方が好きでしたし、祖父の隠居部屋の周囲に彫りのある大きな丸い座卓で宿題をするのが好きで、すると祖父がお煎茶とお菓子を出してくれるのです。絵がわりの花の色絵がついた九谷焼の菓子器が子ども心にも上等で、そのことも忘れられない思い出です。
そしていざ使ってみますと、土が良いのか焼きがよいのか、おそらく両方でしょうが、とても上質で飽きがこなくてお料理もおいしく感じるのです。その数年前ですが、離乳食のお茶碗の絵柄をまず覗きこむような息子でしたから、日常的に良いモノをつかうのは大切だとも思っていました。
そしていよいよ、インターネットの時代が出現。ちょうど他にもプロジェクトを考え出していましたから、発表のページも必要だし、実店舗を構えなくてよいのですから、周囲のやれっこないという声に、かえって励まされ、一人だけのSOHO。資本は金額でなく人的というのも気に入って、合意会社の法人登記も自力で、立ち上げました(1998年9月)。
この年齢でインターネットを覚えるには、仕事にしなくてはとの決意もありましたし、英文タイプもワープロも使っていてブラインドタッチもできました。その頃はSNSもなく、WEBデザイナーかWEBショップ かという選択肢のみで、オンラインショップのHPを立ち上げるのには一年かかりました(1999年10月)。
絹製品との出会い
またその頃、二重底になったビジネスソックスを夫に履かせたところ足が疲れないと言う。再び買いにいきましたが、ロット生産で売り切れてしまうと、もう製品化しないと分かる。
絹関係の本を読んで、絹のインソールが良いことを知り、探すがこれもない。そして絹の魅力にはまりました。夫には手持ちのビジネスソックスの下に夏は薄手、冬は厚手の絹5本指ソックスを履いてもらうこととなりました。
その昔、年の離れた従姉が手袋をはめて、絹のストッキングを履いていた時、いずれ私も履けるのだと夢見ていたのに、私がストッキングを履くようになった頃はナイロン製が出回ってしまいました。よく伝線し、なにが「戦後つよくなったのは、女性とストッキング」なのかと思いました。
九谷焼だけではなく、「シルクストッキング」と「真綿」も扱いたいと思い、 シルク開発センター、蚕糸科学研究所等でご指導を受け、また名だたる一流のメーカーとも取り引きをさせていただくことになりました(海外のメーカー品は扱っておりません)。
その後、シルクストッキングのメーカーの方に、2500円、5000円、1万円の本物を試させてもらい、そのあまりのなめらかさにウットリしてしまいましたが、値段と耐久性の点で断念。今は1000円のものを愛用しています。
ともに日本の誇る名品でございますので、オンラインのページでご紹介していくことにとても喜びを感じております。どうぞ末長くお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
ご 挨 拶 -2-
<現在>
日本の名品、絹製品と九谷焼を身近な製品からご紹介して20年。オンラインショップの草分けですが、長い歴史ある伝統とほんものの力のある製品だからこその素晴らしさで、長年にわたりお届けすることができています。日本の一流メーカー品のみを取り扱っています。
<Silk>
The elegance and rich image of silk make us forget the practical aspects of this luxurious material. You can enjoy your love affair with silk starting from the personal items.
エレガンス、優雅、あこがれという、今までのイメージをとびこえた「絹」の優れた機能と効能を、まずは身近な製品からご愛用下さい。
<Kutani>
As a complement to "old Kutani", specialists felt there should also be a "new Kutani". We will introduce works by modern artists who are ushering in the new age of Kutani.
「古九谷(こくたに)」に対して「新九谷(しんくたに)」があってもいい、そんな意気込みをもって、九谷特選作家、モダンアートの現代アーティストが挑んだ名品をご紹介致します。もっと知られていい、もっと使われていい九谷焼です。